あとがき


8月19日、トクソムにて。前であぐらをかいているのが筆者。  先に結論を申しますと「俺はやはり日本人なんだ」ということです。それはお店などで韓国人と同じ発音・イントネーションで韓国語を言ってみても、返事の最後に“韓国語がお上手ですね”と付け加えられたからでもありますが、それ以外にもいろいろあったからです。

 日記に記したとおり、3日夕食(下宿1日目)に出された味噌汁が日本のものと違い、その味にビックリした印象があります。そのため、次第に日本の味噌汁が少々恋しく思えてきてました。市中には日本式レストランも数多くあり、行こうか悩んだりもしました。でも韓国の生活に慣れるのが先決と思って行きませんでした。
 また、トイレ、食事マナー、味覚、色彩感覚、物価、その他いろいろなことに戸惑い、迷惑をかけ、頭を下げたり逃げるように去ったりしてしまいました。

 2001年8月のこの時期、新しい教科書問題や靖国神社参拝、北方海域でのサンマ漁問題など、日韓関係が少々ギクシャクしていました。行く前は「行って大丈夫か?」と家族や友達から何度も言われました。もちろん避けて通ることはできませんでしたが、だからといって冷遇されることもありませんでした。
 下宿先の韓国人大学生と日本人2人で教科書問題を話し合ったことがあります。日本人の考えは韓国人にはわからないし、韓国人の考えは日本人にはわかりません。彼は日本に対していいイメージがないようで、意見が合わないことも多々ありました。でも、意見が合わないことと仲が悪いというのは別なことであり、帰国前日の夜、彼は“また来いよ”と言って握手を求めてきました。嬉しかったです。

 下宿先の韓国人のほとんどは日本人と暮らすのが初めてだったに違いありません。何を話そうか、どう対応すればいいのか、悩んでいたことでしょう。それでもサービス過剰と思えるほどに受け入れてくれたのは、感謝しても感謝しきれません。


 いい経験をしたと思っています。また、いい経験をさせてくれたと思っています。お世話になった皆さんに改めて感謝申し上げます。



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