見聞および体験した韓国各種事情

2001年当時のものです。その後の変化がある可能性があります。


 ●水道  ●トイレ  ●地下鉄(1)  ●地下鉄(2)  ●バス
 ●地下鉄・バス共通  ●タクシー  ●空港および航空路線  ●インターネット  ●通信いろいろ
 ●テレビ・ラジオ  ●カラオケ  ●お金いろいろ  ●その他いろいろ  

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●水道

 蛇口から出る水は日本並にきれいで飲めるものだけれど、水はペットボトルで買うものか冷水機で浄水してから飲むのが普通となっている。冷水機は一般家庭(下宿)にも置かれており、蛇口をひねって水を飲むことはなかった。

 


●トイレ

 韓国内は下水道が整備されているものの、もともとの水事情が良くないために水圧が高くない。一般家庭では紙を流すと詰まる恐れがあり、流さずにゴミ袋に入れる。下宿もそう。しかし、紙を流すことに慣れた身としては、紙を流さないことがどうしてもできなかった。
 全てのトイレがそうではなく、ホテルや空港、それにデパートや大学など、不特定多数の人や外国人が多く訪れる場所のトイレは紙を流せる場合が多いようだ。

  


●地下鉄(1)

地下鉄6号線安岩駅  ソウルの地下鉄は8路線あり、留学中もよく利用した。路線には色が、駅には番号があるから、ハングルが読めなくても利用しやすい。
 写真は大学最寄りの地下鉄6号線安岩(アナム)駅。6号線のラインカラーは茶色で、番号は『639』。6号線の39番目の駅を意味している。

 切符の券売機は、区間のボタンを押してからお金を入れるタイプと、お金を入れてからボタンを押すタイプの2種類がある。お札を受け付けないタイプの券売機がほとんどで、小銭がなければ駅窓口で買う。運賃は区間制であるが600ウォンでソウルのほぼ全域に行ける。

 難点をいうと、乗ってからの移動に意外と時間がかかるということ。それは乗換えで歩かされるほかに、電車の加速が遅く減速がゆっくりということもある。連絡通路にはエスカレーターや動く歩道も整備されているが、移動時間は大目の時間をみておいたほうがいいかも。

 なお、各路線の色と特徴は以下のとおり。詳しい路線図はガイドブックなどを参照してください。
  地下鉄1号線と相互乗り入れの国鉄線は紺色、中心部を環状運転する地下鉄2号線は緑色、
  北西部から中心部を通って南東部へ行く地下鉄3号線は橙色、逆に北東から南西へ行く地下鉄4号線は水色、
  ソウルを東西に貫く地下鉄5号線は紫色、有名な梨泰院(イテウォン)へ行くのに便利な地下鉄6号線は茶色、
  副都心江南(カンナム)を通る地下鉄7号線は鳶色、隣接する城南(ソンナム)市を結ぶ地下鉄8号線は朱色。

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●地下鉄(2)

 地下鉄駅構内や車内で許可なしに売ることができないのは日本と同じ。それでも物品販売は黙認状態だったのだが、出くわしたのは物乞いをする義足の男性や目が見えない人だけ。一方で車内清掃員や警察官を車内でよく見かけた。つまりは関係当局が無許可販売を摘発し続けたということか。
 なお、物乞いの人がやって来てもお金を渡すかどうかは個人の判断です。

  


●バス

 ソウルには、一般、座席、マウル(村の意味。狭い地域の循環バス)の3種類がある。運賃は一般が600ウォン、座席が1300ウォン、マウルが300ウォンであるが、いずれの場合も車内両替ができないので、小銭を用意しなければならない。
 バスはバス停のあたりに止まる。乗ろうと思ったら何か乗車する意思を示さないといけない。そういえば、手招きしている人が多かったっけ。また、バス停には時刻表がない。始発・終発・運行間隔があるだけ。その代わり、バスは系統番号や行き先(ハングルだけど)を大きく表示している。
 もっと気をつけなければいけないのは、乗っても車内放送がほとんどないこと。いや、ラジオを流しているから車内放送との区別がつかないこと。マウルバスに至っては車内放送がなくラジオを流しているだけ。だから降りる場所を自分でちゃんと把握しておかないといけない。それができない場合は運転手に“○○で降りるから教えて”とお願いするしかない。
 さらに気をつけないければいけないのは、とにかく運転が荒っぽい。ジェットコースターと言うは易く、止まる前にドアが開き、走り始めてから扉が閉まる。モタモタしているとケガをするかもしれないから気をつけよう。

 (一日に何往復したかで運転手の給料が決まる、という話は本当でしょうか?)

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●地下鉄・バス共通

 地下鉄の有人窓口などでは交通(共通)カードを販売している。無線式なので改札機やバスの運賃箱にあるカードリーダーにかざすだけでOK。こんなにも便利な物であるが、実は知らなかった。値段も知りません。スミマセン。

  


●タクシー

 一般タクシーと模範タクシーの2種類がある。

 一般タクシーは相乗りが基本で、運転手に行き先を告げて同じ方向なら乗れる。ということは乗車拒否もある(経験あり)。
 模範タクシーは相乗りではないし乗車拒否もない。通訳センターにつなぐ電話も装備しているのが多い。初乗り料金も高い。

 気になる料金だが、一般も模範も帰国後の8月下旬に値上がりしており、一般が1600ウォン、模範が4000ウォンになった(未確認)。それから、どちらも自動ドアではないので自分で開けて乗ること。

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●空港および航空路線

 2001年3月に仁川(インチョン)国際空港が開港したことにより、以前の金浦(キンポ)国際空港は国内線専用となった。いわば成田と羽田の関係である。

 仁川空港までは高速道路しかない。高速道路が渋滞することはあまりないものの、ソウル市内が渋滞することがあり、所要時間は90分とみておいたほうが確実。空港連絡バスはリムジンバス(4路線、10000ウォン)と一般路線バス(系統番号600〜609、5000〜5500ウォン)があり、ソウル市内各地を結んでいる。なお、出国時に仁川空港利用料15000ウォンが必要。詳しいことは大韓航空ホームページ仁川空港ホームページを参照してください。

 韓国国内線はソウル−釜山、ソウル−済州(チェジュ)を軸に各地を結んでいる。この2路線は大韓航空もアシアナ航空もほぼ30分間隔で運行している。運賃は平日・週末・繁忙期で異なり、ソウル−釜山はそれぞれ55500、59500、62500ウォン。ほかに空港利用料3000ウォンがかかる。金浦空港へは地下鉄5号線が通っているが、駅から空港ビルまでは結構歩かされた。

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●インターネット

 PC房(バン)と呼ばれるネットカフェはあちこちにある。そのほとんどが24時間営業で1時間800ウォン程度で利用できる。また、韓国のパソコンは日本語フォントが入っている機種が多く、文字化けはあまりしない。不安な場合は店員に確認すると良い。ただし日本語入力するとなると『Grobal IME』をダウンロードしないといけなかった。
 (リンク集に『Grobal IME』を貼ってあります。日本語版には韓国語表示用、韓国語版には日本語表示用です)

  


●通信いろいろ

 FAXはあまり普及していない。下宿の電話はダイヤル式の黒電話だった。

 公衆電話はカードのみのタイプが主流で、テレホンカードはコンビニなどで買える。しかし、新しいカードを挿入しても受け付けてくれないこともあった。バックアップとして、クレジットカード会社の国際電話サービスを受けるのもいいかもしれない。なお、電話料金は、市内通話が3分50ウォン。日本への国際通話は、1000ウォンで昼間は1分、夜間は1分20秒通話できる。

 韓国でも携帯電話は普及している。走行中の地下鉄車内でもつながるということは、電波は日本よりも強力かもしれない。大きさは日本よりも小さく、しかも折畳式が主流になりつつある。同じ下宿の日本人男性は韓国で携帯電話を契約しようとしたら「外国人には中古品しか渡さない。だからすぐ壊れた」と怒っていた。全てが全てではないと思いたい。

 郵便は葉書が350ウォン、封書が450ウォン。2口タイプのポストは向かって左側が速達用で右側が一般用。日本へは一週間前後で届く。だがしかし、日本から韓国へ送るとなると10日もかかってしまった。速達にしてもらったのに、である。気をつけること。

 Eメールについてはプロバイダにもよるので一概にいえないが、Yahoo!メールやホットメールなどに登録しておいて、上記のPC房で送受信することをお勧めする。

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●テレビ・ラジオ

 部屋にテレビがなかったのでほとんど見なかったが、平日日中のテレビ放送はしていないようだ(土日の日中は放送している)。だから金曜の朝9時から電話相談をやっていたりする。みのもんた氏に良く似た男性がスタジオで相談を聞いていた。

 ラジオは日中の中断がない。AMとFMは同じ内容を同時送信している局もある。FMの周波数帯は日本と違って91〜108MHz帯。日本製のポケットラジオでもテレビ1〜3チャンネル受信可能ならば、ほとんどの機種は聞けるはず。カタログや説明書に『FM 76〜108MHz』と書いてあればOKなので確認してください。
 ラジオを持ち込んでも韓国語はわからないから無意味と言うなかれ。KBSは毎日午後9時から1時間、AM1170kHzで日本語放送をやっている。ニュースや天気予報も伝えてくれるから、ソウル滞在中も役に立った。

  


●カラオケ

 韓国ではカラオケと言わずに“ノレバン”と言う。歌の部屋という意味。値段は1時間5000ウォン程度と、日本よりも高い。
 店内に入ると人数と時間を聞いてくる。そして部屋のカラオケの装置に残り時間が表示されるシステム。日本のように延長はきかない。でも、今回行ったノレバンはサービスで10分の延長が自動的に3回行われた(だったら30分1回でも同じなのに・・・)。

 韓国内では公の場での日本の曲が禁止であるが、ノレバンの曲目リストにはしっかりと日本の曲がある。もちろん歌っていい。が、どちらかといえば古い曲が多い。『昭和枯れすすき』やら『ひなげしの花』とか『ギンギラギンにさりげなく』など。モーニング娘。や浜崎あゆみも、あるにはあるのだけれど。
 日本人なら尾崎豊の『I LOVE YOU』をレパートリーにしておこう。というのは、POSITIONという男性デュオがカヴァーしてヒットしたので、韓国人でもメロディーを知っているからだ。オリジナルを日本語で歌ったら、同席した韓国人を唸らせること受けあいかも?!

 なお、法律により、ノレバン内での飲酒は禁止となっている。持ち込んでも罰せられる。

  


●お金いろいろ

 ガイドブックなどには「トラベラーズチェックを用意しよう」と書いてあったりするが、使える場所はかなり限られる。免税店なら日本円が通用するし、一方で屋台や市場は韓国ウォンしか通用しない。クレジットカードが使える場合は積極的にカード決済とすれば、正直な話、長期留学でもない限り、トラベラーズチェックは必要ない。

 クレジットカードはJCBよりもVISAとMasterが通用しやすい。両方1枚ずつ持つとベター。

 今回の留学では小遣いとして2万円を用意し、クレジットカードを併用した。それでもお金は不足すると思ったので、日本でシティバンクのワールドキャッシュ口座を開設しておいた。これは日本出発前にお金を振り込んでおけば、現地で現地通貨を引き出せるサービス。実際に不足したので70000ウォンをこのサービスを使って引き出した。

 地下鉄・バスは上記のとおりに両替が難しい。小銭は必要以上に用意しておいても絶対に困らない。

  


●その他いろいろ

 夏は暑いのでTシャツに半ズボン、それにサンダルという格好ばかり。ジーンズは所々に擦り切れた穴を開けるのがオシャレ。男のスネ毛ってあまり見なかったなあ。脱毛しているんだろう。それから、女性が露出度の高い格好をしていると男性でも眉をひそめることがある。郷では郷に従うように。

 街角で軍服を着た男性に出くわすことがある。で、私服の女性と一緒だったりする。実は兵役中の男性が休暇をもらって恋人とデートしているのだそうだ。‘彼氏は軍隊でたくましくなった’を表現するために、彼女のほうから軍服を着るようにお願いするとか(参考文献:鄭銀淑著『とっておきの韓国』三笠書房)。日本人なら軍服だけでビクッときてしまうが、事件も戦争も何も起こっていないので安心しましょう。もっとも、一見平和な雰囲気でも一応は準戦時体制だということをお忘れなく。

 喫煙所で喫煙するのは別にかまわないが、女性の喫煙は本当にいい顔をされない。女性が喫煙するのは日本人か在日だと揶揄されることもある。隠れて(本当に隠れて)タバコは吸おう。いっそのこと、禁煙しますか?(笑) 男性が喫煙する場合も、目上・年上の人がいる前では吸わないように。別な場所で吸うというのが昔からのマナー。

 ソウルの名物は渋滞といっても過言ではない(と思った)。片側5車線ある道路がクルマで埋め尽くされるのだから恐れ入る。それでも前へ進みたいのは誰もが同じ。だから車線変更や無理な割り込みが何度も繰り返される。これで事故が起きないのが不思議なくらい、皆やっている。バスも急な車線変更や割り込みをするから、座れなかったときはつり革にしがみつこう。

 韓国の街角にもコンビニはいたるところにある。もちろん24時間営業が多く、日本と同じ感覚で利用できる。が、お弁当や惣菜は種類も量も極めて少ないので要注意。その分は食堂や屋台などで極めて安い値段で調達できるから、何も困らないけどね。

 物価は日本と比べると安い。250mlの缶が700ウォンだから、全ての値段が日本の7割程度と考えていいかもしれない。でもそれで喜んでいるのは外国人だけ。ロッテリアのアルバイト募集広告を見たら時給が2500ウォンとあった。日本の3分の1程度だから、物価が安いということは給料も安いということの表れ。

 直近に地下道がある場所での斜め横断は道路交通法違反になる。ついやってしまうが面倒でも地下道を通ろう。

 南山(ナムサン)タワー、地下鉄・鉄道駅構内、空港施設などは、原則として写真などの撮影禁止。他にも撮影禁止場所はあるのでよーく注意すること。むやみやたらとカメラを向けると警備員や関係者からの注意を受ける可能性がある。

 治安は日本と変わらないとみていいと思う。深夜に女性が一人で歩ける。パトカーは警らしているし交番もある。とはいえ、自分の身を自分で守るのは世界の約束事。

 日本や日本人に対して悪いイメージを持っている人はいる。でも“日本人だから”の理由で殴りかかったり不利益を被ることはないから安心していい。そうはいっても、日本人だとわかると韓国人は日韓関係(特に時事や政治)を聞いてくることがある。マスコミ報道よりも生の意見を知りたがっているのだから、答えられるように自分の意見をちゃんと持っておこう。

 


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