あとがき

「ショックでした」
 最近、電話口で女性にそう言われましてね。
 その時のショックは、想像以上でしたね。
 ある程度、言われる事は覚悟してたんですが、それでもキツかったっす。
 で、その後、思ったんで。
「他に、どんな言葉を言われたら、ショックかなぁ」
 眼を閉じて思い出す。
「私たちって、どういう関係なの」
「もっと似合う人がいると思う」
「なんで私なんですか?」
 古傷をえぐってしまった私は、慌てて頭を振るう。
 「グサッ」じゃなくて、「ヤベッ」って言葉の方だって。
「残念です」
「わかって欲しかったです」
「もう、終わりなんですか」
 どれもちょっとパンチが弱い。
「……やっぱ『できちゃった』が最強だろうなぁ」
 その時、ひらめいたですね。
「これって、引っかけられないか」
 思いついたのが「こみパ」です。
 登場するキャラに言わせてみたのですが。
 詠美だと、一発目の言葉がそれじゃないんですよ。
「ふみゅ〜〜ん。どうしよう」
 でしょうな。誤解にならん。
 では彩ちゃんならば、どうだろう。
「……あのぉ。できちゃったみたいなんです」
 セリフ的には言ってくれるが、誤解する展開にはならんのですよ。
 やっぱこう、人の話を聞かないで、相手の理解を確かめないで、話を進めていくような人でないと、おもしろくない。
 ……んなキャラは、もう由宇しかいない訳で。
 という事で、このお話ができた訳ですが……。
 これって、いままでの作品の中で、最短時間で書き上げたんですよねぇ。
 いいのかなぁ。
 まぁ、コントだと思ってくださいな。
 しかし、下手すりゃ、本文よりあとがきの方が長いぞ。
 いいのか?

蛇足の事。
 もう一人、自分で突っ走ってしまう人がいたなぁ。
「まいぶらざー! 我輩たちの愛の結晶を見るがいい!」
 ……なんかとっても嫌な気分になるなぁ……。

2001−10−22 光 俊太郎